ノートパソコンで通電するが起動しない、原因は・・・

先日に自分で経験した事を確認のために書いておきます。

タイトルのように、ノートパソコンで通電するが起動しないということがおこりました。どんなノートパソコンかというと予備で保管しておいた古いノートPCです。保管の仕方ですが電源アダプターを外してノートパソコン本体だけの状態にして長期間棚に置いたままにしてました。数か月ではなく1年以上です。もともとジャンク品として購入したものなので、その時点で電池はかなり消費していたと思います。しばらく使用してその後長期間放置して今回のような症状が出ました。

マザーボード用電池の役割と切れた時の症状

この電池の役割はマザーボードの設定などを記憶しているBIOSの情報を保持しておくものです。パソコンのスイッチを入れ起動すると、まずBIOSが起動して付属しているハードウェアの情報を読み起動可能か確認してるんですね。

なので電池が切れるとBIOSの情報がリセットされます。BIOSの設定がリセットされるとOSが起動しても時刻がくるってしまいます。私のノートパソコンは日付が2008年になっていました。

私のノートパソコンはNEC VersaProですが電池が切れると起動不可になりました。

マザーボード用電池の種類

パソコンのマザーボードについている内部電池は、デスクトップパソコンだとCR2032のボタン電池がよく使われています。

ノートパソコンにもボタン電池が使われてますが種類は様々です。CR1220の小さい電池が使われていたり、古いノートパソコンだと稀に小さいバッテリーをコネクタでマザーボードに接続したものもあります。

以前にジャンクパソコンの記事を書いた中に充電できるボタン電池を使っているノートパソコンもありました。

ジャンク ノートPC復活(NEC PC-VK26MXZCB)

NEC PC-VK26MXZCBの内部電池はML1220という型番のボタン電池ですが充電型です。CR1220と同じ形ですが、間違って入れると破損の危険もあるので同じ型番の電池を使うようにしましょう。

マザーボード用電池の交換

ボタン電池の交換ですが、当然ですが通電を切ってから行うようにしましょう。デスクトップの場合は電源線を抜くか電源のスイッチを切れば大丈夫です。

ノートパソコンの場合は電源アダプターからの線を抜き、さらにバッテリーを外してから交換しましょう。本来内部電池は、電頑アダプターとバッテリーからの電気供給がなくなったときでもBIOSの情報を保持するものなので、ボタン電池を交換のために抜くとリセットされます。日時や起動順位などもリセットされますから、BIOSの設定を現在のものに書き換えましょう

ボタン電池を抜く作業ですが指でも出来ますが、プラスチック製のヘラなどの絶縁されてるもので抜くのがいいと思います。金属製のマイナスドライバーとかは論外ですね。

自分のパソコンのメンテナンスで失敗しないように皆さんも気を付けてください。